こんにちは。
べへです。
毎月の家賃はおさえたいけれど、快適な部屋に住みたい!
多くの人が考えることだと思います。
私もそうです。
私は今まで9回、アパートやマンションに引っ越ししました(すべて賃貸)。
そして、部屋探しを重ねていくなかで気づいたことがあります。
それは「一般的な快適」と「自分にとっての快適」は違うということです。
世間から見てマイナス条件の部屋は、賃料がそのぶん安く設定されています。
ここをねらっていけば、家賃安めの掘り出し物件を見つけやすくなります。
つまり、”自分にとってはマイナスでないけれど、世間的にはマイナス” の条件で探せば、家賃をおさえて自分にとってイイ部屋を見つけやすくなるのです。
この記事では、いい部屋に安く住みたい!という人に向けて、部屋探しのポイントと初期費用を抑える方法を解説します。
引っ越しを考えているかたは、参考にしてください。
ではさっそく見てみましょう!
※ 本文が長すぎる場合は読み飛ばして、最後の「まとめ」をお読みください。
部屋探しのポイント
まずは、世間的にはマイナスだけれど、自分にとってはマイナスではない、というポイントを洗い出しましょう。
世間的にはマイナス = そのぶん家賃が安いです。
もし世間的なマイナスと自分のマイナスが同じなら「ここは妥協できそう」という条件を考えてみてくださいね。

自分の生活スタイルを思いうかべながら取捨選択することが大事です
分かりやすいように、<建物>と<部屋>に分けました。
それではさっそく【世間的なマイナス】をみていきましょう。
建物

家賃が安くなりやすいポイントは以下のとおりです。
- 築年数・・・築10年以上
- 駅からの距離・・・徒歩10分以上
- 都心までの距離・・・郊外のほうが安い
- 急行電車の停車駅か・・・急行が止まらない駅のほうが安い
- 建物種別・・・マンションよりアパート
- 構造・・・木造や鉄骨造
- 階数・・・半地下や1階
- 設備・・・オートロックやエレベーター、宅配ロッカーなし
- 立地・・・墓地や霊園の近く
- 外観・・・劣化している
それぞれについてご説明します。
【築年数】
古いほど家賃は安くなります。
築10年で新築時の家賃の1割引き、築20年で新築時よりも2割引きになるというデータがあります。
築年数が古くなるほど建物の価値が下がるといわれているからです。
かなり大雑把ですが、たとえば新築時に家賃7万円だった部屋は、10年たつと6.3万円に、20年たつと5.6万円になる計算です。

築年数が古くても、リフォームされたばかりの部屋はおすすめです。
部屋内は新築なみにきれいな場合があります。
【駅からの距離】
最寄駅から遠いほど家賃は下がります。
目安は徒歩10分です。
徒歩10分以上かかると敬遠されるからです。
もし移動手段がバイクや自転車という場合や、電車を使わない場合は、最寄駅からの徒歩10分以上でもアリです。
徒歩10分以上だとグッと家賃が安くなっていることに気づくでしょう。
通勤通学で最寄駅まで徒歩だったとしても「徒歩10分以上15分以内」であれば、かろうじて徒歩圏内といえます。
条件を広げると、家賃が安めの部屋を見つけられる確率が上がります。
【急行電車の停車駅か】
利便性の面から、最寄駅が急行の停車駅だと家賃が高くなる傾向にあります。
各駅停車しか止まらない駅は通勤時間がかかるかもしれませんが、電車によっては座れる確率も高くなるので、おすすめです。
【都心までの距離】
当然ながら都心の近くより郊外のほうが家賃は安くなります。
自分が許容できる範囲で、郊外も検討しましょう。

始発駅なら通勤時間を座って、読書や勉強にあてることもできますね
【建物種別】
家賃は、マンション > アパート です。
アパートは防音性が低いので、音が気にならない方ならアパートもありです。
音は気になるけれどアパートを探したい場合は、別記事「【賃貸の部屋探し】他の部屋からの音に悩まされない部屋選びのポイント】」を参考にしてください。
音で悩みたくないなら、アパートはリスクが高いので正直おすすめしません・・・。
【構造】
家賃は、鉄筋コンクリート造 > 軽量鉄骨造 > 木造 です。
木造は断トツで家賃が安いです。
ただし、集合住宅につきものの騒音問題は構造に大きく左右されるので、慎重に検討しましょう。
【階数】
低層階ほど家賃が安いです。

私が以前内見した物件は、1階上がるごとに家賃が1,000円ずつ高くなっていました。
2階は家賃6.2万円
5階は家賃6.5万円
1階に抵抗があるなら、2階がおすすめ
1階にくらべると2階のほうが家賃は高いですが、1階や半地下のデメリットは軽減されます。
また3階以上よりは家賃は安めです。
【設備】
・オートロック
・エレベーター
・宅配ロッカー があると
セキュリティや利便性が高いぶん家賃も高めです。
そのような設備がそなわっていない物件なら、維持費もいらないので家賃は安くなります。
【立地】
一般的に墓地や霊園が見える場所は好ましくないとされているため、家賃が安くなる傾向があります。
【外観】
建物の外観は古くてボロくても、生活する場所は部屋の中です。
「恥ずかしくて友達を呼べない」などなければ、部屋の中さえキレイならいいという方には強くおすすめします。
部屋

部屋の位置や広さ、設備によっても家賃は変わります。
以下のような部屋は家賃が安くなる傾向があります。
- 狭い
- 日当たりがわるい
- 洗濯機置き場なし
- ベランダなし
- エアコンなし
- 3点ユニットバス(バストイレ洗面が一緒)
- 浴槽なし(シャワーのみ)
- モニター付インターホンなし
- その他・・・風呂なし、トイレ共同
それぞれ見ていきましょう。
【狭い】
他の条件が同じなら、部屋は狭ければ狭いほど家賃は安いです。
ミニマリストの1人暮らしなら、6畳ワンルームでもアリだと思います。

一般的に6畳=9.72㎡ とされています。
6畳ワンルームは、風呂やキッチン、ベランダの広さが加わって、
だいたい18~20㎡ほどです。
【日当たりがわるい】
家賃は、南向き > 北向き です。
日当たりがわるい部屋は北向きの部屋は人気がないため、家賃が安くなる傾向にあります。
【洗濯機置き場なし】
「室内に洗濯機置き場がない(ベランダにある)」「室内にもベランダにも洗濯機置き場がない」という場合は、家賃が安くなっています。
室内にもベランダにも洗濯機置き場がない場合は、風呂場で手洗いするか、コインランドリーを利用することになります。
【エアコンなし】
エアコンなしで耐えるか、または、自分でエアコンを用意して設置する必要があるので、そのぶん家賃は安めです。
【3点ユニットバス】
家賃は、1点ユニットバス > 2点ユニットバス > 3点ユニットバス の順に安くなります。

UB=ユニットバスのことです
3点ユニットバスは、3点がコンパクトにまとまっているため、そのぶん居住スペースが広くなるというメリットがありますが、使い方には工夫が必要です。
【浴槽なし(シャワーのみ)】
浴槽がないほうが家賃は安めです。
【モニター付きインターホンがない】
モニターなしだと相手の顔を確認できないため、セキュリティ面から入居を見送る人もいます。
そのため「モニター付きインターホン」というウリがない部屋は、大家さんによっては家賃を安く設定している場合があります。
【その他】
築年数の古いアパートのなかには、【風呂なし・トイレ共同】物件も探せばあります。
風呂掃除をしなくていいし、近くに銭湯があるならそれほど不便に感じないかもしれません。
なにより昭和感を味わえます。
かなり家賃を抑えられますよ。
家賃が安くなりやすい時期
ゴールデンウィーク明け ~ 7月中頃までは家賃が安くなる可能性があります。
引っ越しシーズンが過ぎても入居者が決まらないと、弱気になった大家さんが家賃をさげてくる場合があるのでねらい目です。

以前、7月初旬に部屋の内見にいった時のこと。
「大家さんから家賃2千円下げてもいいと言われているので、どうですか」と不動産屋さんから打診されたことがありました。
もちろん私のほうから値下げを一切お願いしていません。
初期費用をおさえるには
以下のような物件だと初期費用をおさえることができます。
- 敷金0円
- 礼金0円
- 仲介手数料なし
その他
他にも・・・
- 更新料なし ⇨ 通常2年ごとに家賃1か月分の更新料がかかることが一般的ですが、更新料をとって退去されるより、長く住んでもらいたいなどの理由で更新料なしにしている物件もあります。
- 家賃カード払い可 ⇨ 毎月の家賃をカード払いにできる物件なら、毎月たまっていくポイント分は家賃を回収できます。
- プロパンガス(LPガス) > 都市ガス ⇨ 地域によっては、プロパンガスは都市ガスの2倍ほどの料金になります。
まとめ
家賃安めの掘り出し物件を探すには、次のことを気にしてください。
- 築年数
- 駅からの距離
- 都心までの距離
- 急行電車の停車駅でないこと
- 建物種別
- 構造
- 階数
- 設備
- 立地
- 外観
- 部屋の広さ
- 日当たり
- 洗濯機置き場
- ベランダ
- エアコン
- 3点ユニットバス(バストイレ洗面が一緒)
- 浴槽なし(シャワーのみ)
- モニター付インターホン
- 風呂なし、トイレ共同
- ゴールデンウィーク明け ~ 7月中頃
- 敷金・礼金・仲介手数料なし
- 除菌消毒費をはずす
- 更新料なし
- 家賃カード払い可
- プロパンガス(LPガス) > 都市ガス
妥協できるところが多いほど、家賃安めの掘り出し物件を探し当てられますよ。